PRODUCT
For used Quantum venders.


OH価格表

OH依頼書


中古部品の流通業者様へ


最近、中古部品の流通業者からの問い合わせも増えてきました。
また、中古部品の流通業者から、コンディションの確認もせずに中古部品を購入したという方も後を絶ちません。
しかし、ほとんどのお客様は、外観だけ洗浄してこぎれいになった劣悪なコンディションの中古部品を誤って購入し、後悔をしています。 なぜなら壊れている部品を、修理もしないで、そのまま販売しているからです。

中古車販売をしている業者様は、仕入れた中古車に不具合がないか点検をし、高級車であれば、クラッチ交換とバッテリーを新品にし、ファンベルトやヒーターホース、それと燃料パイプも交換します。
外装に小キズが有れば塗装をし直し磨きを掛けて、内装クリーニングまでして中古車を商品に仕上げていきます。
だから、利益を得ることが出来るのです。
家電を扱うリサイクルショップ様では、最初に習う作業は冷蔵庫とテレビの修理だそうです。 仕入れた家電のほとんどに不具合があるため、それを自分で修理して商品に仕上げ、販売をするのだそうです。
修理もせず、仕入れた部材をそのまま販売することはないそうです。

現在、立派に営業をされている NGPグループさんの様な自動車部品リサイクル業の方達は、その昔、解体屋さんと呼ばれていました。
しかしこの方達は自動車のプロです。
対して、現在アンチョコにチューニング関係の中古部品の流通をやっている業者のほとんどは、自動車の素人です。
弊社は、リサイクル部品の流通をここまで育ててきたプロの方達の努力のうえにあぐらをかいて商売をしている、中古部品の流通業者の企業ポリシーに悪意を感じてなりません。
例えば、中古のエンジンを購入するとして、責任あるリサイクル業者は、エンジンを車から降ろすときの状態や、エンジンのコンディションを明確に提示してきます。
この時に、エンジンがちゃんと始動して、使用上問題ないコンディションであり、走行60,000キロと言うことが分かっていれば、このエンジンを購入することにそれ程のリスクはありません。
しかし、事故車から降ろしたので作動確認もしていないとか、走行距離150,000キロの過走行エンジンであったりすれば、責任あるリサイクル業者はこのエンジンを販売することもないでしょうし、まして、劣悪なコンディションのエンジンとわかっていて、お客様がこのエンジンを購入することも無いと思います。
もし作動確認もせず、使用年数や走行距離等のコンディションを曖昧にし、販売したエンジンが壊れていたり不具合が生じた場合、責任あるリサイクル業者はそのエンジンを引き取って返金をするか、または代替えのエンジンを全国のグループ先から探し出すなどして、お客様に対する社会的責任を全うしようとします。場合によっては、工賃を負担する例もあるようです。

しかし、チューニング業界の中古部品の流通業者は、作動確認もしていなければ、商品のコンディションも曖昧です。曖昧というのは、コンディションを判断する能力も、確認する設備投資もせず、ましてや修理など出来るはずもないからです。
例えば、中古部品を販売している業者が車に対して十分な知識を持ち合わせていなければ、ダンパーの減衰力が左右で著しく違う場合、高速で走行中の車高は左右で全く違って来ることすら想像も出来ないことでしょう。 例えば、正常に作動しているダンパー側はゆっくり縮んでゆっくり伸びてきます。
対して、ダンパーが機能していない側はぴょこんと縮んだかと思うと跳ね返る様に伸び上がります。左右で比較すると、ギャップを通過して正常な方は沈んだ後、ゆっくり戻る途中で、異常な方はすでに伸びきっているわけです。
高速で走る車が左右に傾いていれば、真っ直ぐ走るわけがありません。
この先事故が起こる可能性が有ると言うことは、どなたでも容易に想像できると思います。
自動車用のサスペンション部品は、1995年以前は重要保安部品の1つでした。
扱いとしてはブレーキと同じで、安全をまず第一に考えなければなりません。では、チューニング業界の中古部品の流通業者が、どれだけ自社で販売する中古部品の状態を把握しているのでしょうか?
ダンパーが消耗品だという前提で商売をされている会社がありますか?
壊れている物を売って事故が起きた場合、その後の責任はどう取るおつもりですか?
何かご商売をやられるのなら、プロが使う計測機を購入するなり設備投資と人材の育成きちんと行い、社会的責任を全うされたらいかがでしょうか?